ECの勘違いとアフィリエイトの真実


「メッシやクリスティアーノ・ロナウドが、J2の岡山や水戸に来てくれるだろうか?(来るわけねーだろ!反語)」

 マンチェスターユナイテッドやバルセロナならば、誰もが憧れ喜んでそこでプレーするだろう。だが、世界中を探したって、そんなクラブはごくわずかである。それと同様に誰もが提携したくなるEC・広告主というのも、ごくわずかである。せいぜい、Amazon、楽天、Apple、千趣会ぐらいのものである。

 あなたの会社・サービスが、日本人なら誰もが知っているようなブランドであれば、優れたスキルを持ち、多くの売上をあげているブラックとかプラチナとか呼ばれているスーパーアフィリエイト・提携先を、ASPの担当者を通じて獲得することは、不可能ではないだろう。しかし、残念ながらあなたの会社、サービス、商品は、レアルマドリッドやACミランではなく、J2の岡山や水戸、徳島である。そう、知名度もなければ、予算も無いのが現実だ。

 だから、ろくな提携先が無いとか、参加したイベントにランクの高いアフィリエイトが来てないからって、怒ってはいけない、どうせスーパーアフィリエイトが来てたって、あなたは相手にされない。商品を一瞥されて「ふーん」で終了となるのがおち。無理にアピールすると、「興味無いのに、うざいなぁ」と思われて終了だ。

 じゃぁ、J2の熊本や岐阜はどうしたら良いのか?答えは簡単、「育てる」のだ。上手い選手、有名な選手はお金のあるクラブにいってしまうのだから、名も無き選手を安い金額で契約して育てるしか、弱小フットボールクラブが生き残る術は無い。
 同様に、名も無きECは未だ売上の無いアフィリエイトを育てるしか無い。水戸の笠松で奮闘していた田中は金満クラブに移籍してしまったが、サッカーの世界と違い、育てたアフィリエイトは移籍しない。むしろ、他ECに乗り換える確率はぐっと低くなる。ここがアフィリエイトの素晴らしいところである。



 現在は、アフィリエイトASPと契約すれば何もしないでも提携先がついて売上があがる、という状況ではない。殆どのECは、数多くのEC・広告主の中に埋もれてしまう。

 アフィリエイトASPの中の人だった時に、新たに契約したECについて部下に聞いたのは、「そのECは予算ある?知恵はある?」である。かなり下品ではあるが、アフィリエイトを活用していて成果を出していくには、お金と知恵の両方が必要になってきている。2004年以前のように、アフィリエイトASPと契約しただけで、1000を超える提携先を獲得できるような状況ではないのだ。

 お金はあるが知恵はないところには、ASPが入れ知恵すれば良い。追加の広告予算と引き換えにね。注意しなければならないのは、多くのASPは知恵を与えることもなくお金だけを毟り取りがちなことであるが・・・ お金は無いが知恵はあるところには、将来のブレイクと売上に比例して増える販売手数料に期待して、提携先獲得の為の広告を大幅にダンピング(担当者が見込みがあるというのであれば、広告費0円も許可)して提携先を増やしてあげる。お金も知恵もないECは、残念ながら・・・いう結果になる。

 お金も知恵も無い多くのECというのは、アフィリエイト広告というものを勘違いしており、また、自社と自社の商品に対する評価、ポジショニングを客観的にできていない。それが「知恵が無い」ということでもあるのだが。
 アフィリエイト広告というのは、商品が売れた時にだけ広告費を支払うという、究極の広告宣伝手法である。EC・広告主から見ると夢のようであるが、現実はそんなに甘くない。広告にまつわるリスクをアフィリエイト・広告媒体が持つので、当然のことながらアフィリエイト・広告媒体から、非常にシビアな選別を受けるのだ。知名度・ブランド力、数値的な基準(もたらされる利益の予想額)、バナークリエイティブ、継続性、担当者の人間性・能力、そのサイト・商品が好きかどうか等、一般の広告に対する基準とは比較にならない程、厳しい基準でもって審査される。そして、その基準を満たさない場合、容赦なく切捨てられる。

 この現実を、ASPの営業担当者は言わないし、ECは「契約したら自動的に提携先が増えて、売上が上がる」と勘違いしてしまう。

 広告にかかわるリスクをなくすという特典は、アフィリエイトたちの厳しい審査に合格したECだけが享受できるのである。その為には、知恵を絞らねばならないのである。

 「金の無い奴は知恵を使え」

 金も知恵も無い奴が勝てるほど、資本主義の世界は甘くない。それは、フットボールでもアフィリエイトでも業界は違えど同じなのである。

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このページは、が2010年6月27日 15:10に書いたブログ記事です。

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