ウェブ系のデザイナは業務範囲を上方にシフトすることで劇的に成長する


初めての記事&トラックバックがアルファブロガ向けというのも、非常にあれだが、非常に興味深い話があったので脊髄反射で書いてみるテスト。


 ITというかウェブ系というか、SaaS/ASPの中の人の経験が長いのでその経験を元に、少し書いてみます。
 ちっちゃなベンチャーでSaaS/ASPみたいなことをはじめると下のようなレイヤーがあるにも関わらず、社員は5人みたいな状況が普通です。当然全員が複数のレイヤーの業務を兼務することになります。積極的互いに重なり合うようにしていかないとサービスとしての齟齬が発生して、うまく行きません。否応無く上下3つぐらいの話は理解できていないとマズイ。上1層、下2層なんてぬるいぬるすぎます!
・1-3までを営業っぽい人が
・4-5をデザイナーっぽい人が
・6-11を技術者っぽい人が担当し
3人チームにするのが良い感じかなぁ。12,13 は顧問の弁護士に依頼したり、社長がやったりしますが、営業の人がやるケースも多々あります。デザイナだけ分担範囲が少ないので他のデザイン業務と兼務するか、上方および下方のマーケティング、仕様の業務を担当することが多いです。
 で、このことがデザイナのキャリアアップに大きな意味を持っていると思います。

 本当は、全てのレイヤーの概念については理解していて欲しいのですが、なかなかそうはいかないのが世の常。ウェブ系のサービスに従事する営業やデザイナは、CMS , CSS , cake , ROR , MVC , yum , PEAR , apache module , mod_proxy , LVS などの単語がどういうもので、それがどう使われるのか/自社でどう使えば良いか、メリット/デメリット位は知っていて欲しいのですが、自発的にそれらがどういものかを学び、概念を把握している人は本当に少数派です。
 自分でサーバ借りてMTやWordpressのインストール、apacheのconfigファイルをいじったり、yum で、Image::Magick とか入れてみろって話なんですが、それをやる人は本当にいない。悲しい位いない。
 裏を返せば、技術者じゃないのに、下の1-13の概念を把握している人は、とても優秀です。使えます。
 部下だった2人のデザイナ(この2人は私が見た中でもっとも劇的に成長した2人)がほぼ似たようなキャリアパスを通り、全ての概念を把握するにいたりました。デザイナから入り業務範囲を上に広げていった人です。デザイン→サイト全体をデザインする→サービスをデザインする→事業をデザインする。と業務範囲をより上位、上流にシフトしていく過程で、下にも知識を掘り下げる必要が生じ、ほぼ全てのレイヤーの概念を把握するにいたるのです。
 優秀だから業務範囲が広がり、その必要に応じて求められる知識のレイヤーが上下に広がり、結果としてさらに優秀になる。という好循環に入り、劇的に成長したのだと思います。上司だった私は何をしたか、何にもしてまへん。仕事を任せただけw おっと「いつまでもデザイナではあかんよ?デザインだけできます。なんて人は掃いて捨てるほどいるよ?」と脅したかw
 ちょっと脱線しますがSaaS/ASPの仕事において最も見晴らしが良い場所(by梅田望夫さん)というのがデザイナなのだと考えています。本人が望めば、劇的に成長することができます。なんせ一人は上場企業の役員にまでなりましたから。完全に追い抜かれた感じw

ウェブ系・SaaS/ASPにおけるレイヤーと各レイヤーにおけるリトマス試験紙
1:顧客サポート:業務フローとか他色々
2:営業:業務フロー,業界の話とか他色々
3:マーケティング/営業企画 SEO,SEM,LPO,とか他色々
4:テキスト:日本語・説明文 用語の統一,わかりやすい用語/わかりにくい用語
5:外部仕様:デザイン:ユーザビリティ,色と信頼感,他サイトのUI
6:ソフトウェア仕様:仕様書作成,DB設計
7:コード:MVC,フレームワーク,Smarty,cakePHP,ROR,class化
8:サーバ:CPU,HDD,Memory,OS(FreeBSD,Linux),Apache,MySQL,PHP
9:ハードウェア構成:冗長化,RAID 0,1,5,0+1
10:ネットワーク構成:冗長化,mod_proxy , LVS , DNSの仕組み
11:回線:CDN

12:事業計画
13:法務

 あまりにも長くなってしまったが、同期大事についても一言
 人間関係の多様性を維持することは非常に大事です。同じ会社の人、同じ部署の人とばかり飲みに行くのはよくありません。
 小学校、中学校、高校、浪人、大学、会社の同期、仕事で知り合った人、オフ会で知り合った人、ペットを通じて知り合った人、社会人のフットサルチームで一緒だった人などなど色んなところで知り合うべく、自発的に行動すること、その人たちとたまに(年1回程度でも全然かまわない)でも良いので交流を続け、何気ない会話をすることが、話のネタの元になります。良いネタを持っていると交流の場で「面白い人」という評価を得やすくなります。そうするとまた会ってもらえます。そうすると楽しい人生になるでしょうし、仕事にも繋がります。簡単です誰かの面白い話を聞いて、それを他の場で、話の流れに応じて自分の考えや感想を足して(これ大事)話せばいいのです。
 仕事上では、ネットや本で調べたことと自分の経験、自分の知り合いの経験を織り交ぜつつ話をすると、非常に説得力のある話になるのです。

タイプミス、感想、それおかしいよなどのご指摘お待ちしております。

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